N-NETの事務局を務める長野県NPOセンターの災害支援担当者が中心となり、毎月1回、国内外の先進事例や最新の災害対応の知見を共有し、実務に活かすための勉強会を全7回開催します。
行政、福祉、NPO、専門職、地域住民など多様な災害支援プレイヤーが分野を越えて学び合い、現場における「もれ・むらのない支援」を実現することを目指します。
【目的】
■災害支援に関わる関係者の知識と実務力の向上
■海外・国内の優れた取り組みを学び、長野県の実情に活かす
■地域ネットワークの連携強化と相互理解の促進
■誰ひとり取り残さない、包括的で持続可能な支援の仕組みづくりへの一助とする
【対象】
N-NET構成団体、市町村職員、社会福祉協議会、NPO、一般の防災に関心のある方大歓迎!
【第1回目のテーマ】
「スフィア基準とは何か?」国際人道支援の基準を知る
講師:五十嵐豪さん(特定非営利活動法人 CWS Japan)
スフィア基準とは、災害や紛争の影響を受けた人々が尊厳ある生活を送るための人道支援活動における最低基準を定めた国際基準のことです。正式名称は「人道憲章と人道対応に関する最低基準」で、1997年に策定されました。スフィア基準は、給水・衛生、食料、避難所、保健医療の4分野における最低限の基準や、その目的、効果を定めています。例えば、避難所においては、1人あたりの居住スペースの広さや、男女別のトイレの設置数などが具体的な基準として示されています。
その目的は、被災者が劣悪な環境の避難所などで我慢を強いられるのではなく、今後の生活の再建に希望を持てるように支援することです。災害や紛争が発生した際に、人道的見地から被災者の権利を尊重し、適切な支援を提供するための指針となります。日本でも、内閣府が「避難所運営ガイドライン」の中で参考資料として紹介しており、自治体向けのガイドラインも改定されるなど、その重要性が高まっています。
日時:2025年7月28日(月) 10:00~11:30
方法:オンライン開催(zoom)
申込:参加希望の場合は、こちらのフォームよりお申込みください。
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSfV4ZfBJl37Pc8pGVrrQhpmHRQe1Ls5D1Xru3EpvRGQMPEPNw/viewform
【主催】
長野県、長野県災害時支援ネットワーク
【問い合わせ】
認定特定非営利活動法人 長野県NPOセンター ☎:026-269-0015 ✉:info@npo-nagano.org
内閣府「令和7年度官民連携による被災者支援体制構築事業・モデル事業」