【助成金情報】グランパ基金:2025年度募集

地域創造基金さなぶりは、このたび遺贈による寄付を原資としてグランパ基金を設立しました。

2022年秋に発病から1ヶ月余りの間に75歳で急逝した、中川清司様の遺贈を原資として設立しました。亡兄の遺産を相続した弟の中川康生様より、公益財団法人「地域創造基金さなぶり」にその活用を託して原資約2億円と運用収益をもとに、2025年度から10年間毎年3千万円程度の助成を計画しています。

中川清司様は6カ国語を操るほど語学堪能だったそうで、30歳代はルクセンブルク大公国を拠点に、ヨーロッパでエンジニアリング会社の営業活動に就いていました。また、こよなく登山に励んでいたと聞き及んでいます。発病から短期間にて急逝となのことですが、生前より発展途上国の支援活動などに関心をお持ちで、その分野等に遺産を活かして欲しいと中川康生様に話しておられたそうです。「グランパ基金」ではその遺志を引き継ぎ、社会の様々な困窮や困難に直面している方々への幅広い支援を進めてまいります。

本基金の支援が、各地域社会が抱える課題の改善に貢献できるよう、事業を展開していきたいと考えております。ぜひ、関係各所の皆様にご関心をお寄せいただければ幸いです。

◇【領域A】外国籍をもち、日本に居住/長期滞在の外国人住民、及び外国にルーツをもつ人々への支援活動
・日本語教師の育成にかかるモデル事業の実施
・特定地域の状況やニーズを明らかにする調査
・相互理解、外国人住民の余暇活動の充実化

◇【領域B】国籍を問わず、子どもに対する支援活動、並びに子どもに関わる大人への研修事業
・概ね18歳以下/25歳以下の困難に直面している子どもへの支援を行う取組み
・いじめ予防教育の実践にかかる取組み
・不登校の子どもを支援するスタッフ向けの研修等にかかる取組み

◇【領域C】自然災害の被災地における被災者支援活動(避難先を含む)
・被災者への支援活動、特に民間団体による支援として強みを発揮できる取組み
・発災から時間が経過している場合は、残された課題への対応をしようとする取組み

詳細につきましては、下記公式サイトをご参照ください。
https://sanaburifund.org/shiensupport/2025/11/18436/